焙煎度合いによる豆の違い

コーヒーチェリーというフルーツの種のことをコーヒーの生豆といいます。

このコーヒーの生豆を炒って熱を入れていく作業のことを焙煎と言い、この作業を通してコーヒー豆が出来上がります。

 

コーヒーの味を形成するのに焙煎はとても重要で、わずかな焼き方の違いで味もかわってきます。

 

簡単に味の違いを説明すると、浅煎りは元々のコーヒーチェリーに近い味わいになるので、フルーツのような酸味、甘み、その豆が持つフレーバー・個性が出やすくなります。

深煎りは長く熱を入れているので、ロースト感や苦味が強くなります。

ちなみに、焙煎したコーヒー豆が黒かったり茶色かったりする理由は、こげているのではなく、カラメル化・メイラード反応という糖分やタンパク質が熱によって変化したものになりす。

 

味としてはざっくりとこのような違いが出ますが、他にも変化することがあります。

一つは水分量です。

生豆の状態だと、水分量がとても多く熱を長く通すことに比例して豆から水分が多く抜けていきます。

なので、一般的には浅煎りの方が水分量が多く、深煎りは水分量が少なくなります。

 

この水分量の違いで何が変化するのかという事と、もう一つカフェインの量も焙煎によって変化するので、そちらについては次回お伝えしていきます。