水出しコーヒー

実はずっと欲しかった水出しコーヒー用のサーバーを手に入れました。

 

水出しコーヒー

通常はお湯で淹れる珈琲ですが、コーヒー豆に水を一滴ずつ落としてじっくりと淹れる珈琲。水で淹れるのでお湯の場合と違って熱のストレスが豆にかからないので雑味の非常に少ないスッキリとした珈琲が味わえます。クリアな後味は珈琲がいまいち苦手な方にも受け入れ易いのではないでしょうか。

ただ、当然デメリットもあります。なにしろ点滴のように少しずつ水を落とすので一杯の珈琲を淹れるのに1時間くらい掛かってしまいます。オーダーを受けてから淹れるのには向いていませんね。

今回手に入れたイワキ ウォータードリップサーバーは点滴の調整要らずで約3時間程で4杯分の珈琲を淹れてくれます。しかも難しいコツもありません。豆をセットしてお水で蒸らしたら、豆を平らに均してあとは上のタンク部分に水を入れるだけ。例えば夜、寝る前にセットしておけば寝ている間に美味しいアイスコーヒーが出来上がっているのです。これからの時期にお薦めですが、電子レンジで温めても美味しくお飲み頂けます。

茶師

先日、森田さんのお散歩番組、N○Kのブラタ○リで宇治のお茶師の話題が取り上げられていましたね。興味深く見せて頂きました。千利休のような方とは違うお茶との関わり方は茶葉の卸しからブレンドまでしてしまう、コーヒーの世界での焙煎師さんのような役割だったようです。江戸時代には名字帯刀を許された特権階級。当時のお茶の葉の重要性が分かります。葉選びで味が決まる辺りはコーヒー豆と同じです。

茶師が焙煎師ならば茶人は抽出師(バリスタ)になりませんか?焙煎と違ってコーヒーを淹れる人はプロアマ問わず沢山いらっしゃいます。その中で有名な一流どころはほんの一つまみ。過去の記事でも書きましたがコーヒーの味を決めるのは豆(農園)と焙煎です。繰り返しますが、抽出師が出来るのはその豆の味を最大限に引き出すことだけなのです。誰でもコーヒーを淹れることはできますが、それだけに奧は深い珈琲の抽出です。茶道と違って珈琲道はありませんが、珈琲を追求する茶人、珈人ではあり続ける事が抽出師(バリスタ)なんだろうなと思うのです。

コーヒーが苦手

私は当然コーヒーが大好きです。まあ、チェーン店で働き始めた1年目位の時にずっとコーヒーを目の前にしていて欲しくなくなった頃はありましたが。

コーヒーが苦手と言う方にはいくつかパターンがありそうです。

1.苦いのが嫌
これはある意味仕方ないかもしれません。私はビールの苦味は苦手です。ただ、ビールも同じなのかもしれませんが、美味しい珈琲は実はあまり苦味というものは強調されていません。むしろナッツ、チョコレート、果実のような甘味を捉える事すら出来る程なのです。では、苦味が強調されているコーヒーはどのようなものなのでしょうか?
焙煎で言えばかなり深いもの。深くする理由もいくつか有りまして、風味が足りない豆の質を隠す為、量を少なくする為などという場合もあります。こうしたコーヒーは苦味ばかりが強くて豊かな味わいは得られません。しかし、実はコーヒー豆の種類に合わせて深く焙煎されたコーヒーはとても美味しいものもあるのです。そして深い焙煎で淹れた珈琲はミルクを浮かべるととても風味が良くなるので是非試してみて下さい。このようなコーヒー豆はコーヒー店ではカフェオレのようなバリエーション、フレーバーコーヒーに多く使われています。

2.酸味が苦手
コーヒーの酸味が苦手と言う方はかなり多くいらっしゃいます。私もそうです。実はこれ、コーヒー豆が古くなっている場合が多いのです。古いコーヒー豆は酸化します。そうするとどうしても風味の悪い酸味が口内に残ってしまい、コーヒーが嫌いになってしまう人が多いのです。ここは是非新鮮なコーヒー豆の珈琲を飲んで頂きたいところです。美味しい珈琲な酸味は柑橘類のような爽やかさが持ち味です。

3.お腹をこわす。
これはコーヒーではなくて乳製品が体質に合わない場合です。コーヒーにミルクを入れるとまろやかになって美味しいのですが、そのミルクがいたずらをしてしまうパターンです。ミルクに代わるものは。。。あるのかなぁ?