ミル・グラインダーの大切さ

コーヒー豆を購入する際に、豆のまま購入される方はコーヒー豆を挽くミルやグラインダーをお持ちかと思いますが、このミル・グラインダーによってコーヒーの美味しさは大幅に変わってきます。

コーヒー関連の道具をこれから購入される方や、検討されている方はドリッパーやサーバー、ケトルはそこまで高いものを買わなくても良いと思いますが、コーヒー豆を挽くミル・グラインダーは多少良いものを購入することをオススメします。

コーヒー豆を挽く際に理想の状態としては、挽いた豆(粉)の粒度が均一である事と、微粉が少ないことです。

粒度の均一性がなく、粒が大きいものと小さいものが出る場合、同じ湯温、同じ時間でお湯に触れた場合、表面積の大きさの違いから、粒が大きいものは成分が抽出しきれない(未抽出)可能性が高く、粒が小さい場合は成分が多く出てしまう(過抽出)可能性が高くなります。

微粉も同じ原理で、細かい粉が多い場合、過抽出状態になりやすいことから雑味が出てしまう可能性があります。よって、できるだけ均一に挽くことができるミルやグラインダーを持っていた方が美味しいコーヒーを淹れることができます。

私自身、コーヒーに興味を持って家で淹れ始めた頃に使用していたミルは安価なものだったのですが、良い豆を買って淹れ方も色々と試してみたのですがお店で飲むコーヒーのようにはならず、ミルを良いものに変えてから格段に美味しくなったのを覚えています。

最近はクオリティの高いミル・グラインダーが多く出てきていますが、比較的安価で性能が良いものを以下にいくつか記載しておきます。

・PORLEX COFFEE GRINDER

・TIME MORE コーヒーミル

・WILFA コーヒーグラインダー

コーヒー豆の選び方 産地

コーヒー豆を選ぶ際に、どこの産地の豆を購入したらいいのかわからないという方はかなり多いのではないかと思います。産地は同じでも、前回記事にした品種やプロセス(コーヒーチェリーから焼く前の生豆の状態にするまでの工程)、焙煎度合い、グレード、エリア(農園)によって大きく味は変化するので、大枠での考え方にはなってしまいますが説明していきます。

エチオピアやケニア、ルワンダ、ブルンジ、ウガンダなどのアフリカ系のコーヒー豆は、華やかな香りやフルーツのような綺麗な酸味、ジューシーさが多くある傾向にあります。モカブレンドなどもこの部類です。

個人的な好みですが、そこまで深く焼かない方がフルーツ感や綺麗な酸味が出てきて相性が良いように思います。(深煎りでも香りが良いので、品のあるコーヒーになり美味しいです。)

ブラジルやコスタリカ、コロンビア、グァテマラ、などの中南米系のコーヒー豆は、アフリカ系程の華やかさはないものが多いですが、甘味が感じやすかったり、全体的なバランスが良かったりと、フルーツ感よりもチョコレートやキャラメルのようなフレーバーがあるように感じます。

個人的には、中煎り、中深入り、深煎りが相性が良いかと思います。ただ、グレードの高いコーヒー豆になってくると、比較的フルーティなポテンシャルを持つコーヒー豆も多いので、こちらは参考程度に考えて頂き、コーヒーショップであれば、お店の方に聞いて頂くのが早いかと思います。