コーヒーにおける雑味やえぐみについて

コーヒーを飲んだ際に、舌に残るざらざら感や、不快な苦味を感じることがあります。
何が雑味で、何がえぐみなのかわかりにくいかと思いますが、どちらもコーヒーに反映される要因が似ているので、雑味やえぐみを避ける方法を説明していきたいと思います。

まず、雑味というのは、本来のコーヒーの味を損なう嫌な苦味、酸味、渋みのことを言います。
えぐみというのは、肉や野菜を煮込んだ際に出る灰汁(アク)と同じもので、苦味に近いざらざらした舌に残る感じのことを言います。

これらの味が出る原因としては、以下の7つが主になります。

①焙煎日からの日数が早すぎる。(5日以上経過したものがオススメ)
➝コーヒー豆の中に含まれる二酸化炭素が原因で嫌な苦味や舌に残るざらざら感が出てきます。
②焙煎日からの日数が経ちすぎてる。(2カ月以上経過したもの)高温多湿、直射日光が当たる場所での管理。
➝酸化が原因でイガイガ感や嫌な酸味を感じることがあります。
③抽出時の温度が高すぎる。(熱湯は使用しない)
➝過抽出と言い、コーヒー豆から出る成分が出すぎてしまい、雑味やえぐみが出ます。
④抽出時間が長すぎる。(ハンドドリップで3分以上)
➝③と同様に過抽出状態になります。
⑤コーヒー豆の挽き目が細かすぎる。
➝③と同様に過抽出状態になります。
⑥抽出時に豆にストレスを与える。
➝お湯を高くから注いだりして、過剰に攪拌してしまうと雑味やえぐみが出てしまいます。
⑦焙煎の失敗、焼く前のコーヒー豆のクオリティが低い。
➝適正な焙煎ができていない、もしくは欠点豆と言われるものが多く含まれていたり、そもそも生豆のクオリティが低いということがあります。

以上

豆の状態の場合は改善することが難しいですが、抽出で改良できることもあるのでこちらを参考に試してみてください。
豆の状態が悪い場合は、早めに抽出を終わらせて、加水して濃度を調整すると軽減される場合があります。