焙煎日について

「コーヒー豆を焙煎したばかりの方が鮮度が良くて美味しい」という方もいますが、個人的には焙煎してからどれぐらい日数が経ったのかというのは味に直結するかなり大事なポイントだと思っています。

 

一般的に焙煎から置いておく期間のことをエイジングといいます。

エイジングの日数は、焼き具合によっても変わりますが、浅煎り〜中浅煎り程度で10~14日程度、中深煎り〜深煎り程度で5はあった方が良いかと思います。

スペシャルティコーヒー専門店のお店によっては、3週間目からお店で出しているというのも聞いたことがあります。

 

なぜ焙煎したばかりのコーヒーよりエイジングをした方が良いのかという理由としては、焼いたばかりのコーヒー豆には、焙煎時に発生する「ガス」が多く含まれます。

このガスを吸った状態で抽出をするとガスが邪魔をして、味が出にくい、香りがわかりにくい、ロースト臭や嫌な苦味が感じる、舌にピリピリ感が出たり、スパイス感を感じたりするということが起きます。

 

そこからガスが抜けていくと、味がクリアになっていき、尖った苦味や香りが抜けて甘味が感じやすくなったり、その豆本来の味が分かりやすくなったりしていきます。

 

なかなか家庭で焙煎日の管理をするのは大変かと思いますが、お店でコーヒー豆を買う際などに、その豆はいつが1番美味しいのか聞いて試してみても面白いかもしれません。