抹茶マドレーヌ

なんだか珈琲から遠ざかっているこの頃です。どうしたら抹茶の美味しさを引き立てられるのでしょうか。

珈琲や抹茶のお供にマドレーヌを試作しました。抹茶のマドレーヌです。抹茶を生地に練り込んだのですが、最初は抹茶感を出したくて多く入れ過ぎました。配合を数度変えてあじのバランスが整ってきましたが、何かひと味足りない。

隠し味にホワイトチョコレートを練り込んだところ、だいぶ納得がいく手応えに。

できるだけ飲み物の邪魔をしないように、でも美味しさを損なわないように。

ブラウニーと並んでCoffee Foyerの焼き菓子メニューとして育ちますように。

ブラウニーを作る

私が作るブラウニーはそれなりに試作を繰り返して今の形になっています。

最初はなんとなくふんわりというかパラパラと崩れてしまう感じでした。

しかし、私が欲しかったのはもっとしっとりとしたケーキのような食感とチョコレートの味わい。なのに甘すぎるのは好まないというわがまま!

バターやチョコレートの量を調整して、焼きの温度と時間を替えてやっとたどり着いたのが今のレシピです。

先日お邪魔したピアノサークルでもお出ししました。評判も上々でした。これ、珈琲によく合いますよ。珈琲とブラウニーのマリアージュです。

もちろんパティスリーの品質には遠く及びませんが。

素敵な音色と珈琲と

心を癒やしてくれるピアノの音色と珈琲の香りに包まれたひととき

幸せな時間を過ごさせて頂きました。

 

coffee shop delivery Foyerではこの度ピアノサークルの皆様よりご用命を頂き、お伺いしました。

 

演奏発表の合間の休憩時間に一杯の珈琲でくつろいで頂けるよう、精一杯務めさせて頂きました。珈琲の仕度は余計な雑音を立ててしまいますので扉を隔てたキッチンスペースで。扉の向こうから溢れる音楽にそっと耳を傾けて珈琲を淹れる時間は私にとって理想のイメージ。雰囲気はホテルラウンジの生演奏のようです。皆さんピアノを愛して、音楽を楽しんでいるのが伝わってくるようです。

ピアノの音色聴きながら改めて珈琲と音楽は似ていると感じております。同じピアノなのに奏者によって響きが違うのですから。

改めて、同じ珈琲豆でも淹れ方で色々な好みに合わせた味の引き出し方ができるよう、精進しようと気持ちを引き締める事ができました。

またのご用命、お待ち申し上げます。

本日はありがとうございます。

コスタリカ コーラルマウンテン

爽やかな甘味の珈琲に包まれて投稿しています。ここのところ業務多忙を言い訳に更新を疎かにしていました。

あなたの専任バリスタ くにです。

本日ご紹介したいのはコスタリカ コラリージョ村産のコーラルマウンテンです。コスタリカは小農園が多いのですが、高品質のコーヒー豆産地として知られています。香りと酸味が強い傾向ですが、甘味も存分に感じられますので、その分滑らかな舌触りとなっていて親しみ易い味わいです。酸味の果実感はモカ イリガチャフィの方が強く感じるので、同じ酸味でも表現を変えないと伝わらないですね。コーラルマウンテンの酸味は多少角が立っている感じなのでそこを意識してしまうと冷めた時には強く感じてしまうかもしれません。温かいうちにお召し上がり頂くことをお薦めします。

今日の珈琲豆

暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

今日ご紹介するのは売り物では御座いません。娘が演奏会仲間の方から頂いた焙煎豆です。趣味で焙煎をされている方だそうで、相当ハマっていますね。

 

焙煎はかなり深めです。フレンチロースト程度。深煎りの豆だと解り難いのですが、取り敢えずいつものとおり食べてみます。

 

酸味が優っていたので、安易なところでモカかキリマンジャロと推測。御本人に答え合わせを依頼しました。

 

モカ イリガチャフィ ナチュラル

キリマンジャロAA

だったかな?のブレンドをジャーマンローストとの事でした。

 

更に、

 

アフリカ系豆をジャーマンローストで焙煎した珈琲はベートーヴェンが愛した嗜好品だそうです。

 

音楽家らしい選択と仕事ですね。

 

とっても美味しく頂きました。

カカオ香るミルクチョコレート

近所のスーパーで買ったものですが、美味しかったのでご紹介します。

カカオ香るミルクチョコレート
  1. 普通のミルクチョコレートの中に甘味のつけられていないカカオマスが入っています。このカカオマスが絶妙で、カカオの香りがふんわり広がります。カカオが多いだけのチョコレートですと苦味が勝ってしまうものもありますが、これは周りのミルクチョコレートは甘味が強いのでちょうど良くバランスが取れています。チョコレートもコーヒー豆のように産地と焙煎で味の仕上がりが違うと言うお話しもあるので、きっと奥が深いのでしょうね。高級感なカカオ豆は使っていないと思いますが、良く考えられた素敵な一品でした。

水出しコーヒー

実はずっと欲しかった水出しコーヒー用のサーバーを手に入れました。

 

水出しコーヒー

通常はお湯で淹れる珈琲ですが、コーヒー豆に水を一滴ずつ落としてじっくりと淹れる珈琲。水で淹れるのでお湯の場合と違って熱のストレスが豆にかからないので雑味の非常に少ないスッキリとした珈琲が味わえます。クリアな後味は珈琲がいまいち苦手な方にも受け入れ易いのではないでしょうか。

ただ、当然デメリットもあります。なにしろ点滴のように少しずつ水を落とすので一杯の珈琲を淹れるのに1時間くらい掛かってしまいます。オーダーを受けてから淹れるのには向いていませんね。

今回手に入れたイワキ ウォータードリップサーバーは点滴の調整要らずで約3時間程で4杯分の珈琲を淹れてくれます。しかも難しいコツもありません。豆をセットしてお水で蒸らしたら、豆を平らに均してあとは上のタンク部分に水を入れるだけ。例えば夜、寝る前にセットしておけば寝ている間に美味しいアイスコーヒーが出来上がっているのです。これからの時期にお薦めですが、電子レンジで温めても美味しくお飲み頂けます。

茶師

先日、森田さんのお散歩番組、N○Kのブラタ○リで宇治のお茶師の話題が取り上げられていましたね。興味深く見せて頂きました。千利休のような方とは違うお茶との関わり方は茶葉の卸しからブレンドまでしてしまう、コーヒーの世界での焙煎師さんのような役割だったようです。江戸時代には名字帯刀を許された特権階級。当時のお茶の葉の重要性が分かります。葉選びで味が決まる辺りはコーヒー豆と同じです。

茶師が焙煎師ならば茶人は抽出師(バリスタ)になりませんか?焙煎と違ってコーヒーを淹れる人はプロアマ問わず沢山いらっしゃいます。その中で有名な一流どころはほんの一つまみ。過去の記事でも書きましたがコーヒーの味を決めるのは豆(農園)と焙煎です。繰り返しますが、抽出師が出来るのはその豆の味を最大限に引き出すことだけなのです。誰でもコーヒーを淹れることはできますが、それだけに奧は深い珈琲の抽出です。茶道と違って珈琲道はありませんが、珈琲を追求する茶人、珈人ではあり続ける事が抽出師(バリスタ)なんだろうなと思うのです。

コーヒーが苦手

私は当然コーヒーが大好きです。まあ、チェーン店で働き始めた1年目位の時にずっとコーヒーを目の前にしていて欲しくなくなった頃はありましたが。

コーヒーが苦手と言う方にはいくつかパターンがありそうです。

1.苦いのが嫌
これはある意味仕方ないかもしれません。私はビールの苦味は苦手です。ただ、ビールも同じなのかもしれませんが、美味しい珈琲は実はあまり苦味というものは強調されていません。むしろナッツ、チョコレート、果実のような甘味を捉える事すら出来る程なのです。では、苦味が強調されているコーヒーはどのようなものなのでしょうか?
焙煎で言えばかなり深いもの。深くする理由もいくつか有りまして、風味が足りない豆の質を隠す為、量を少なくする為などという場合もあります。こうしたコーヒーは苦味ばかりが強くて豊かな味わいは得られません。しかし、実はコーヒー豆の種類に合わせて深く焙煎されたコーヒーはとても美味しいものもあるのです。そして深い焙煎で淹れた珈琲はミルクを浮かべるととても風味が良くなるので是非試してみて下さい。このようなコーヒー豆はコーヒー店ではカフェオレのようなバリエーション、フレーバーコーヒーに多く使われています。

2.酸味が苦手
コーヒーの酸味が苦手と言う方はかなり多くいらっしゃいます。私もそうです。実はこれ、コーヒー豆が古くなっている場合が多いのです。古いコーヒー豆は酸化します。そうするとどうしても風味の悪い酸味が口内に残ってしまい、コーヒーが嫌いになってしまう人が多いのです。ここは是非新鮮なコーヒー豆の珈琲を飲んで頂きたいところです。美味しい珈琲な酸味は柑橘類のような爽やかさが持ち味です。

3.お腹をこわす。
これはコーヒーではなくて乳製品が体質に合わない場合です。コーヒーにミルクを入れるとまろやかになって美味しいのですが、そのミルクがいたずらをしてしまうパターンです。ミルクに代わるものは。。。あるのかなぁ?

マグカップ

あなたの専任バリスタ『くに』です。

突然ですが、コロンビアコーヒー生産者協会様よりマグカップを頂いちゃいました。ありがとうございます。まあ、協会のキャンペーンに応募したら貰えたものなのですが、せっかくなので今日はコロンビアコーヒーのお話を少し。

 

代表的なコロンビアコーヒーと言えば缶コーヒーで一躍その名が有名になったエメラルドマウンテンです。その豆は正に宝石の如く。エメラルドマウンテンと名乗れるコーヒーは厳格な基準が有ります。熟成豆だけを手摘みで欠点豆を可能な限り取り除き、豆のスクリーンが均一。カッピング審査で認められたものだけがエメラルドマウンテンとなるのです。これがどれだけすごいかと言うと、コロンビアで生産される豆のうち、エメラルドマウンテンとなるのは1~3%

え?そんなに少ないの?缶コーヒーにするなんて勿体ない?そうかも知れませんがその缶コーヒーのお陰でメジャーな銘柄になったのも事実。

さて、その味はと言うと酸味の強いコロンビアコーヒーにおいてまろやかさとコクが特徴的です。豆も宝石級ならその味もまた宝石級なのです。焙煎が難しい銘柄でもあります。肉厚があってしかも硬い。エメラルドマウンテンの芳醇な香りをぜひ味わってみて下さい。