美味しいコーヒーにバリスタは必要ない?

以前にも書きましたが、コーヒーの味を決めるのはまずはコーヒー豆の出来栄えです。これがコーヒーの味の8割が決まると思っています。そして残りの2割を決めるのは焙煎です。これで全ての味が決まってしまいます。

これはコーヒー豆としてのお話です。

 

つまり農産物として、加工品としての味の出来上がりなのです。例えば逸品の麺があったとしても料理人が調理をしなければ素敵な料理は出来上がりません。それと同じです。つまり、私達バリスタはコーヒー豆という食材を珈琲という嗜好品に調理しているのです。

 

バリスタ: barista)は、バールのカウンターに立ち、客からの注文を受けてエスプレッソをはじめとするコーヒーを淹れる職業、およびその職業についている人物をいう。

Wikipediaより抜粋

 

素晴らしいサッカー選手の事をファンタジスタというのと同じ感覚なのでしょうか。

BAR + ristaという事なのでしょう。なんか少しだけすごいお仕事な感じになってきました。バーカウンターに立ち、お客様から見える場所で珈琲を淹れるのですから出来上がる珈琲の美味しさはもちろんのこと、立ち居振る舞いさえも洗練されていなければならないのです。大きなアクションで見る人を魅了する人、無駄のない動きで職人的に所作が流れる人など、それぞれでしょう。

バリスタは料理人です。カフェに立ち寄った際は珈琲の味や香りはもちろんの事、その場所の雰囲気や所作までも楽しんでみてはいかがでしょうか。