コーヒーを家で淹れてみて、酸味が強いと感じる場合、以下のような原因が考えられます。
1、抽出時間が短い
2、抽出の後半が抜けてしっかり抽出できていない
3、そもそも酸味のポテンシャルが強いコーヒー豆を使っている(焙煎度合も含め)
4、湯温が低すぎる
大半がこちらの1~4に当てはまると思いますので、それぞれ説明していきます。
・抽出時間が短い
コーヒーの成分の出る順番として、酸味を形成する成分がはじめに出てきます。抽出時間が短い場合、中盤から後半の甘さや苦味を形成する成分が出ていない可能性があります。コーヒー豆の引き目や湯温にもよりますが、2分30~40秒程度を狙って抽出してみると改善するかもしれません。
・抽出の後半が抜けてしっかり抽出できていない
抽出時間が短いという理論と同じですが、抽出時間をしっかりと取っていても、お湯が全体にかかっていなかったりして、使用しているコーヒー豆全体から成分が抽出できていない場合、特に後半がその傾向にあると酸味が強くなる傾向にあります。
・そもそも酸味のポテンシャルが強いコーヒー豆を使っている(焙煎度合も含め)
コーヒー豆は、焙煎度合いや産地によって味がそもそも違うので、酸味のポテンシャルが強い豆を選んでる場合があります。焙煎度合いとしては浅い(豆の色が明るい茶色っぽい)ものは酸味が強くなりやすいです。産地だとざっくりとした方向性ではありますが、アフリカで取れたものや標高が高いところで採れたコーヒー豆は酸味が比較的強くなりやすいです。酸化しているコーヒー豆に関しても嫌な酸味が出る傾向にあります。
・湯温が低すぎる
使用するお湯の温度が低すぎる場合、酸味が目立つ可能性があります。苦味を形成する成分が、比較的湯温が高くないと溶け出さないという性質があるためです。湯温は85~93°程度で調整するのが良いかと思います。