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ちょっと珈琲の話~珈琲選びは水選び~

今回は水のお話をします。

あなたの専任バリスタ『くに』です。

コーヒーを淹れる時に使うお水は水道水でOKです。

おわり

あ、駄目ですよね。
これじゃ記事になりません。

どういう事かと言うと、まずは日本のお水はほぼ軟水だと言う事です。ミネラル分が少ない、誤解を恐れずに言ってしまうと混ざりっ気が少ないお水の方がコーヒーを淹れるには適しています。硬度が高い水でコーヒーを淹れると苦味が出やすくなるのです。元々は外国文化のコーヒーですが、思いの外日本のお水と相性が良かったのですね。

じゃあ、ちゃんと日本の水をペットボトルで買ってはどうでしょう。もちろん『あり』だと思います。僕も実際にペットボトルを背負って訪問する体制ですし。

ただ、ペットボトルの水は殺菌処理をする関係上、水の中の酸素の量は水道水の方が遥かに多いらしいです。これはコーヒー豆を蒸らす時に影響します。豆の膨らみが違うのです。紅茶も同じ理由でジャンピングの良し悪しに影響します。

そして、日本の浄水場の性能は一級品であることは某○HKの○ラタモリでも紹介されていました。蛇口から美味しい水が出てくる国。幸せですねぇ。
カルキ臭が気になる方もいらっしゃるかと思います。その場合は浄水器を通して頂ければ良いですね。ただし、再沸騰させたお湯は避けた方が良いでしょう。再沸騰させたお湯は残念ながら酸素が抜けてしまいます。

と言う事で、一番良いのは新鮮な水道水を浄水器を通してコーヒーを淹れる。多分これが一番美味しいです。

たぶん、たぶんですよ!

ちょっと珈琲の話 ~コーヒー選びは人選び~

コーヒーの味は9割方豆の質で決まります。

農産物であるコーヒー豆は産地によって味が異なるから銘柄があるのだし、もっと言えば同じ産地でも育て方(農園)によって味が違います。味の9割は豆が決めるのです。例えば有名なモカなら芳醇な香りと強いな酸味となります。

味を決めるもうひとつの要素は焙煎です。豆に合った焙煎度合いがあるので、そこに丁寧に合わせられるかどうかが決め手になるのです。

では、その豆を誰が淹れても同じ味になるのでしょうか?否です。

もちろん抽出技術の良し悪しもあるでしょうが、そこには珈琲を淹れる人のの主観が入ると思っています。

僕は街の珈琲店で働いているバリスタさんはそのほとんどが珈琲の良さを最大限に引き出す技術は持っていると信じていますし、バリスタさんはいつも美味しい珈琲を作ろうと作業をします。しかし、そこに入ってくる『美味しい』は作り手、バリスタにとっての『美味しい』となるわけです。

僕の場合、コクの強い味よりも柔らかい味を好むので自然、僕の作る珈琲はそんな味が多い、というわけです。

さて、美味しい珈琲を飲みたいと思ったら珈琲の美味しい店を探せば良いわけですが、時間と手間が掛かります。運悪く好みに合わない珈琲だった場合は寂しくもなります。でしたらやはり自分で珈琲を作ってみるのはいかがでしょうか?淹れるのが自分であれば自分にとって美味しい珈琲が作れますよね。(こんなことを書いてしまうと僕の需要が無くなってしまいます。)

ここまで書いてみて珈琲と音楽の共通性が気になりました。

作曲者=農園

曲を作るのはここである。どんな曲を作るのか、その曲がどんな世界を表現するのかを決めるのは当然ながら作曲者です。

演奏者=バリスタさん

演奏者はできるだけ楽譜の通りに演奏しようとします。演奏技術の良し悪しもあるでしょう。しかし、例えばピアノの場合、誰が弾いても同じ音が出る楽器にも関わらずピアニストによってまったくと言って良いほどその表現は異なりますね。でも、奏でている曲は同じ。

あれ?大事な焙煎師さんは?

指揮者(マエストロ)ですかね。

3月の空き状況について

お越し頂きありがとうございます。

『あなたの専任バリスタ』くにです。(一人しかいないので必ず私が担当になります。)

当方は現在のところ、基本的には週末及び祝、祭日のみの稼働をしています。強いご希望がありましたら調整しますが、対応出来ない場合はごめんなさい。

現時点で3月は

21日.25日.31日にまだ空きがあります。(ほとんど空いているじゃないかと言う突っ込みは無しでお願いします。)

ご希望がごさいましたら1週間前までに連絡をお願い申し上げます。

お会いできる日を楽しみにしております。

担当バリスタ くに