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アメリカンとアメリカーノの違いとは?②

前回の記事ではアメリカンについて説明しました。
今回はアメリカーノについてです。

アメリカーノもアメリカンと同様に薄いコーヒーと勘違いしている方が多いですが、アメリカーノの場合は薄いとは限りません。
レシピによっては薄くすることもできるので、薄くないと言い切ることもできないですが、どちらかというと濃いほうが多いかと思います。

まず、アメリカーノの作り方ですが、エスプレッソという20cc程度(レシピにもよる)のかなり濃いコーヒーにお湯や水を入れて作るものをアメリカーノと言います。

アメリカンではなく通常のドリップコーヒーなどと比べても、濃度は同じか少しアメリカーノの方が濃いぐらいになるかと思います。
濃度もそうですが、エスプレッソはコーヒーの油分が多く含まれるので、ボディ(コクやトロミ)が強くなり、口に入れた時の印象もアメリカンとは全く変わってくるかと思います。

なぜこんなにも名前が近いのかというと、まずアメリカでアメリカンと呼ばれるコーヒーが飲まれていたのがはじめで、その後第二次世界大戦中に、アメリカ兵がイタリアでアメリカンのようにエスプレッソにお湯を入れて飲んだのがアメリカーノの始まりだと言われています。
アメリカーノという言葉は、イタリア語でアメリカ人を意味します。

ここで使う豆は浅煎り、深煎りの決まりはないですが、一般的にはイタリアで使われているような深煎りのコーヒー豆を使ったアメリカーノが多いように思います。

ちなみに、アメリカーノ=ロングブラックという人もいますが、かなり似ているドリンクではありますが実際は若干違います。
この辺りはまた後々書いていこうと思います。