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ドリッパーの形について

ハンドドリップで抽出する際に使用するドリッパーですが、現在は種類がとても多く何を使用したらいいのかわからない方も多くいるかと思います。
素材によっても保温性の違いはありますが、今回は形に注目していき、味にどのような影響があるのかお伝えしていきたいと思います。
基本的にはお湯が抜けるスピードに関係してきます。

1.穴の数と大きさ
基本的には大きい穴が1つのタイプと、小さい穴が1つのタイプと、小さい穴が3つのタイプがあり、
穴の面積が大きいものの方が抜けるスピードが速く、小さいものの方がゆっくりとなります。
大きい穴が1つのタイプはスピードが速いので、クリーンですっきりとしたコーヒーになりやすく、浅煎りや中煎りあたりが適しています。抽出時間が早くなりすぎると、苦味が少なく酸味が強くなるので酸味が苦手な方はご注意ください。
逆に小さい穴のタイプは、抜けるスピードがゆっくりになるので、甘味やボディ(コクや口当たり)がしっかりと出やすいです。また、注湯のコントロールによる抽出時間が変化しにくいので、初心者の方には使い勝手が良いかと思います。
抽出時間が長くなりすぎると、苦味が強くなり、雑味やえぐみも出てきます。

1つ穴(大)オススメ
HARIO V-60、ORIGAMI、フラワードリッパー

3つ穴オススメ
カリタウェーブ

1つ穴(小)オススメ
メリタアロマフィルター

2.リブについて
リブがあるものとないものと、深く入っているものと浅いもの、らせん状に入っているものなどあります。
リブがある方が湯だまりができにくくなりスムーズにお湯が抜けていきます。リブがないものはゆっくりとお湯が抜けていきます。
また、らせん状に入っているものやリブが深い方がスムーズにお湯が抜けるように感じます。

今回はざっくりとした説明になりましたが、新しいタイプのドリッパーも多く出ているので、どれにするか選ぶ参考程度にして頂けたらと思います。
個人的には、お気に入りのもの、好きな見た目のものを使って、それに合ったレシピ作りをしていけばいいかと思っています。