コーヒー豆を選ぶ際に、どこの産地の豆を購入したらいいのかわからないという方はかなり多いのではないかと思います。産地は同じでも、前回記事にした品種やプロセス(コーヒーチェリーから焼く前の生豆の状態にするまでの工程)、焙煎度合い、グレード、エリア(農園)によって大きく味は変化するので、大枠での考え方にはなってしまいますが説明していきます。
エチオピアやケニア、ルワンダ、ブルンジ、ウガンダなどのアフリカ系のコーヒー豆は、華やかな香りやフルーツのような綺麗な酸味、ジューシーさが多くある傾向にあります。モカブレンドなどもこの部類です。
個人的な好みですが、そこまで深く焼かない方がフルーツ感や綺麗な酸味が出てきて相性が良いように思います。(深煎りでも香りが良いので、品のあるコーヒーになり美味しいです。)
ブラジルやコスタリカ、コロンビア、グァテマラ、などの中南米系のコーヒー豆は、アフリカ系程の華やかさはないものが多いですが、甘味が感じやすかったり、全体的なバランスが良かったりと、フルーツ感よりもチョコレートやキャラメルのようなフレーバーがあるように感じます。
個人的には、中煎り、中深入り、深煎りが相性が良いかと思います。ただ、グレードの高いコーヒー豆になってくると、比較的フルーティなポテンシャルを持つコーヒー豆も多いので、こちらは参考程度に考えて頂き、コーヒーショップであれば、お店の方に聞いて頂くのが早いかと思います。