先日、森田さんのお散歩番組、N○Kのブラタ○リで宇治のお茶師の話題が取り上げられていましたね。興味深く見せて頂きました。千利休のような方とは違うお茶との関わり方は茶葉の卸しからブレンドまでしてしまう、コーヒーの世界での焙煎師さんのような役割だったようです。江戸時代には名字帯刀を許された特権階級。当時のお茶の葉の重要性が分かります。葉選びで味が決まる辺りはコーヒー豆と同じです。
茶師が焙煎師ならば茶人は抽出師(バリスタ)になりませんか?焙煎と違ってコーヒーを淹れる人はプロアマ問わず沢山いらっしゃいます。その中で有名な一流どころはほんの一つまみ。過去の記事でも書きましたがコーヒーの味を決めるのは豆(農園)と焙煎です。繰り返しますが、抽出師が出来るのはその豆の味を最大限に引き出すことだけなのです。誰でもコーヒーを淹れることはできますが、それだけに奧は深い珈琲の抽出です。茶道と違って珈琲道はありませんが、珈琲を追求する茶人、珈人ではあり続ける事が抽出師(バリスタ)なんだろうなと思うのです。