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Homemade spicy hot chocolate with cinnamon in enamel mug on a slate,stone or concrete background.

コーヒーにおけるモカとはなにか?②

前回はモカブレンドについての記事を書きましたが、今回はカフェモカとブラジルのモカについてです。

まずカフェモカですが、レシピとしては、エスプレッソにチョコレートとミルクを入れたものをカフェモカと呼んでいます。

起源は諸説ありますが、

前回説明した、モカブレンドのようなチョコレートのフレーバーを感じるようなコーヒーを作りたいと、エスプレッソにチョコレートを混ぜたことが始まりと言われています。

ただ、全く違う説として、当時飲まれていたコーヒーのクオリティがとても低く、そのままではまずくて飲めないという理由でチョコレートを入れたのがはじまりとも聞いたことがあります。

ブラジルのモカというのは、正式にはありませんが、一部ではブラジルのピーベリー(果実の中に本来2つある豆が1つで取れる比較的大きいサイズの豆)のことをモカと呼んでいた人もいるようです。

私自身、この話はほとんど聞きませんが、イタリア系のバリスタの中ではそのような話が一部あるようです。

実際に調べてみても、ブラジルのピーベリーはモカとは呼ばないと出てきます。

ではなぜそのような噂が出たのか考えてみたのですが、あくまで個人的な考えですが、ピーベリーは形が比較的均一といあこともあり、焙煎時に火の入り方が一定になりやすいのではないかと思います。

そのため、フレーバーや甘さをコントロールしやすく、通常の豆よりも美味しく感じて、結果モカブランドのような味わいだと感じた人が、ブラジルのモカ=ピーベリーと言い始めたのではないかと思います。

完全に個人的な考えではありますが。

日本の喫茶店の文化でよく飲まれていたモカブレンドですが、現在、コーヒー豆のクオリティがとても上がってきているので、現代風のシングルオリジンを合わせたモカブレンドを作るというのも面白そうだなと書いていて思いました。