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家庭で使用する水によるコーヒーの味への影響②

前回、水道水と浄水について説明しましたが、今回はミネラルウォーターについてです。

ミネラルウォーターも、種類によって大きく変わってくるので、順を追って説明していきます。

大きく分けて軟水と硬水に分けて説明していきます。

基本的に日本で採れる天然水は軟水が多く、海外の天然水は硬水のものも比較的あります

これは、日本の火山岩(火成岩、花崗岩など)がミネラルが溶けにくい特徴があるため、湧水にミネラル分が少ない軟水となります。

逆に、海外では石灰岩や堆積岩が多く、これらはミネラルが溶けやすい性質があります。

そのため、海外の天然水は硬水が多い傾向があります。

 

【軟水】

基本的に日本の天然水も水道水も軟水のため、浄水や水道水でのコーヒーの抽出を普段されている方は軟水での抽出をお勧めします。

南アルプスの天然水やいろはすなど

特徴としては、浄水に近く、クリアで雑味が少ない、酸味が出やすい傾向がある。

超軟水の場合はより味が入りやすく、味や香りも強くなりますが、逆に過抽出になりやすかったり、味の輪郭がぼやけたりするので、少し難しいかも知れません。

 

【硬水】

主に海外の天然水は硬水のものが多くあります。

日本人は特に、硬水を飲み慣れていないので腎臓に負担がかかるとも言われています。

飲みすぎや、飲んで体調が悪化した場合は注意が必要かと思います。

エビアン、サンペレグリノなど

特徴、苦味とボディ(コク)が出やすい、酸味が比較的出にくい

深煎りと相性がいいとも言われていますが、苦味、甘み、酸味のバランスが取れているコーヒーを美味しいと感じる人が多いので、硬度が高すぎる水も扱いが難しいかなと思います。