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家庭で使用する水によるコーヒーの味への影響①

近年は、バリスタの大会でもカスタムウォーターが主流になってきましたが、普段家で淹れるコーヒーでもこだわりたい方はいるかと思います。

コーヒーの98-99%は水でできているので、味への影響は出てきます。

なかなかカスタムウォーターを家で作るのはハードルが高いと思いますので、一般的に使用できる水で、味にどのような影響が出るのか説明していきます。

 

【水道水】

日本の水道水は軟水で、塩素などの消毒成分が多く含まれています。

水道水は普段から味や香り、健康面で避ける方もいるかと思いますが、

コーヒーにしても、その影響は出てきます。

軟水の場合、味が入りやすい、比較的酸味が強調されるという特徴がありますが、

消毒成分や水道管の錆などが原因で、雑味やえぐみ、香りやフレーバーがぼやけるという

ポテンシャルを出し切ることができない味になりやすいです。

とはいえ、味や匂いに敏感な方は気になるかもしれませんが、普段からコーヒーを飲まない方は気付きにくいかもしれません。

 

【浄水】

次に水道水に浄水器をつけて浄水した水についてです。

一言で浄水器といっても、安価なものから高価なもの、1つではなく2-3つ備え付けられているコーヒー屋などあります。

浄水器のグレードが上がるにつれて、水の純度も上がり、綺麗で美味しい水となります。

不純物を取り除きますが、硬度はあまり変わらないとされています。

ただし、イオン交換樹脂やRO膜を使用した際は、軟水化していきます。

味への影響としては、浄水前の水道水に比べると、

雑味が減り、香りやフレーバーがクリーンになる。

酸味や苦味の輪郭が出る。

後味がすっきりしやすいなどの特徴があります。

 

次回はミネラルウォーターについて説明していきます。