深く焼いたコーヒー豆である深煎りと、そこまで火を入れていない浅煎りとでは、同じコーヒーでも味も淹れ方も異なります。
もちろん味の好みはあるので、正しい間違っているということはないのですが、深煎り、浅煎りとそれぞれ特徴があるので、それを生かした淹れ方を紹介していきたいと思います。
今回は深煎りです。
深煎りの特徴としては、
①苦味のポテンシャルがある
②成分が出やすい
③油分が出やすい
④酸化が早い
⑤エイジング期間が早い(焙煎してから置いておく期間、ガス抜き期間)
⑥ドリップ時お湯の抜けが比較的早い
ざっくりとこういった特徴があります。
①に関しては焙煎による味の変化で、②~⑥に関しては深く熱を入れたことによる細胞破壊と水分が抜けた事で豆の空隙率が高くなる事が原因となります。
これらのことを踏まえて考えると、
・エイジング期間が早い
・酸化が早い
→焙煎日から1週間程度が適正
・成分が出やすい
→湯温を上げすぎない
→置くようにお湯を注ぐ
・苦味のポテンシャルがある
→抽出時間は短くしない
・ドリップ時お湯の抜けが比較的早い
・成分が出やすい
→挽き目は粗過ぎず細か過ぎず
→ドリッパーは抜けが早いタイプは避ける
深煎りの特徴から、ざっくりとこのような事が考えられます。
具体的な条件などは、次回書いていきたいと思います。